2022年7月から12月まで放送されていたアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』。
ヤマト全土をまきこむ戦乱が幕を開けることになります。
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アニメ『うたわれるもの 二人の白皇』のあらすじ
前二作で散りばめられた、全ての謎が解き明かされる。『うたわれるもの』三部作、すべての結末へ。
決死の救出劇の末、故國エンナカムイまで逃げおおせたオシュトル(ハク)達。 しかし、敵の動向は未だ掴めず、予断を許さぬ状況が続いていた。 もはや戦火は避けられない――オシュトル(ハク)は近く来たる戦に備え、動き出す。 本物の皇女を守る為、そして……己に全てを託した友との誓いを果たす為に。
オシュトル(ハク)との合流を急ぐべく、キウルは帝都からオシュトルの近衛衆を率いてエンナカムイを目指していた。 しかし、國境を目前に控え、その動きを読んでいたヤマト軍が急襲をかける。 果敢に応戦するキウル達だが、長旅による消耗も重なり窮地に立たされてしまう。 絶体絶命の危機――そこへ馳せ参じたのは、援軍を率いたオシュトル(ハク)であった。 一方で混乱の渦中にある帝都では、八柱将の一人・ライコウが不穏な動きを見せていた。
オシュトル(ハク)の首を狙い、八柱将デコポンポは自ら兵を率いてエンナカムイへと侵攻する。 圧倒的な戦力を以て蹂躙せんとするデコポンポの軍勢を前に、エンナカムイはすぐに陥落するかのように思われた。 しかし、オシュトル(ハク)による地の利を生かした策が功を奏し、戦局は一変。 次第に追い詰められていく自らの軍勢をよそに、デコポンポは不敵な笑みを浮かべていた。
ヤマトから海を隔てた遥か西方、神の眠りし國トゥスクル。 そこで長いまどろみから目覚めたクオンは小さな違和感を覚える。 何か大切なことを忘れている――失われた記憶の糸を辿ろうとするクオン。 それは、ヤマト遠征から帰還したクロウの話を聞くうちに鮮明になっていく。
数に勝るデコポンポ軍に圧勝し、勝利に沸くエンナカムイ軍。 その最中、チキナロと名乗る行商人が訪れる。 彼はクオンから依頼され、アンジュの為に妙薬を届けに来たと言う。 妙薬のおかげで順調に快方へ向かっていくアンジュ。 ようやく元気を取り戻した彼女は、自らが置かれた厳しい現実を知ることになる。
説得の為、帝都より来訪した左近衛大将ミカヅチ。 しかし、アンジュはこれを受け入れず交渉は決裂した。 決着をつけるべく始まったオシュトル(ハク)とミカヅチの一騎打ち。 怒りと使命に燃えるミカヅチの猛攻を前に、オシュトル(ハク)は次第に追い詰められてゆく。 諦めかけたその時、脳裏に浮かんだのは亡き友の姿。 決死の覚悟と共に、オシュトル(ハク)は仮面に秘められし力を解き放つ。
突如、エンナカムイへと来訪したトゥスクルの皇女。 彼女はトゥスクル全軍によるヤマト全土の制圧を掲げ、オシュトル(ハク)達へ隠遁するよう告げた。 トゥスクル皇女の身勝手な言い分に憤激し、果敢にも挑みかかるアンジュであったが、一方的に打ちのめされてしまう。 己の無力さに涙するアンジュを奮い立たせたのは、ある男の言葉だった。
トゥスクルを離れ、エンナカムイの仲間達の元へ帰ってきたクオン。 再会を祝し、アンジュは盛大に宴を催すことに。 宴が始まり、仲間達が笑顔を見せる一方で、主賓のクオンはどこか落ち着かない様子を見せる。 心当たりのあるアトゥイは、半ば無理矢理に彼女を連れ出し……。
来る戦に備え、オシュトル(ハク)達はクジュウリと同盟を結ぶべく出立する。 一行を出迎えたクジュウリ皇オーゼンは、愛娘ルルティエの帰郷とアンジュの来訪を大いに歓迎。 同盟の提案に好意的な意向を示すクジュウリ側であったが、これに異を唱えたのは長女シスであった。 困惑するオシュトル(ハク)達をよそに、同盟締結の条件としてシスはある提案を申し入れる。
束の間の休息を取るオシュトル(ハク)の元に届いた一通の文――それは、イズルハを治める八柱将トキフサより同盟の申し入れであった。 その真意を探るべくイズルハへと赴いたオシュトル(ハク)達は、國の情勢に詳しいノスリの父ゲンホウの元を訪ねることになる。 久しぶりに帰郷することになったノスリは複雑な表情を浮かべていて……。
トキフサから長の証である金印を奪取したオシュトル(ハク)達。 そこへヤマト軍がエンナカムイへ向けて進軍を開始したとの報せが届く。 急ぎエンナカムイへの帰路を往く一行の前に立ちはだかったのは、金印を奪われ怒りに燃えるトキフサだった。 慣れぬ地で不利な戦いを強いられるが、オシュトル(ハク)達は互角に渡り合う。 しかし、トキフサが周到に巡らせていた策に嵌り、窮地に立たされてしまうのだった。
同盟國を増やし、着実に戦力を増していくエンナカムイ。 次なる手を模索する中、シャッホロ皇ソヤンケクルとナコクの皇子イタクが来訪する。 ヤマト軍の急襲により陥落した首都ナァラ奪還の為、力を借りたい――イタクの嘆願を重く受け止めたオシュトル(ハク)はナコクへ向けて出立する。 その頃、遠くナァラ城ではオシュトルの首を狙い、因縁の相手が今か今かと待ち構えていた。
ナコク侵攻を先導したのは、かつての仲間マロロであった。 変わり果てた友の姿に心を痛めつつも、オシュトル(ハク)は懸命に真実を伝えようとする。 だが、その声も虚しく、不利を悟ったマロロは戦場を後にするのだった。 戦に勝利するも、國の象徴である大橋を失い嘆くイタク。 しかし、勝利に沸く兵達の姿に勇気づけられ、國の再建を胸に立ち上がる。 それを助ける為、アトゥイはナコクに留まることを決意するのだった。
いくつも同盟國を得て、エンナカムイの戦力はようやくヤマト軍と拮抗するに至った。 決戦を目前に控え、オシュトル(ハク)は一人、実家を訪れる。 オシュトルの母であるトリコリと穏やかな時を過ごす二人。 まるで本物の家族のように語らう中、ふと、トリコリは問いかける。 それはオシュトル(ハク)にとって思いもよらぬ一言であった。
ヤマトの行く末をかけた大戦は、戦力で勝るエンナカムイ連合軍が優位に立つかのように思われた。 しかし、ヤマト軍の統率された動きに進軍を阻まれ苦戦を強いられてしまう。 膠着した状況を打開すべく、一転攻勢に出ようとするオシュトル(ハク)だったが、突如兵糧置き場から火の手が上がる。 それは復讐に燃えるマロロの策略であった。
ヤマト軍の伝令を担う通信衆を討つべく、オシュトル(ハク)達は二手に分かれて動き出した。 これを阻止すべく、ライコウの命を受けたミカヅチが現れる。 決死の覚悟で戦うオシュトル(ハク)が作りだした隙を突き、ノスリとキウルは通信衆を射抜くことに成功。 ヤマト軍の統制は瓦解し始めるも、オシュトル(ハク)との決着を望むミカヅチの戦意は消えていなかった。 雌雄を決すべく、男達は仮面の力を解き放つ。
ヤマト軍と一進一退の攻防を続ける連合軍。 この拮抗を破るべく、ライコウの命により大正門の中からミカヅチ率いる軍勢が現れる。 長引けば不利となる――この戦いが勝負所と見たオシュトル(ハク)は、全戦力を以て攻勢へ転じることに。 その様子を眺め、不敵な笑みを浮かべるライコウ。 全てはオシュトル(ハク)達を一網打尽にする為の策略であった。
友の死を越え、聖廟へと辿り着いたオシュトル(ハク)と仲間達。 一行を待ち構えていたのは、此度の元凶であるライコウだった。 彼が語る帝からの自立と言う悲願、それが帝の意志を継ぐアンジュ自身によってここに体現された今、自らの望みが果たされたことを悟る。 しかし、主の敗北を認めたくないシチーリヤがライコウに差し出したもの。 それは強大すぎるが故に封じられた、かつて帝が作りし仮面であった。
國の未来をかけた大戦は終結し、ヤマトには久方ぶりの平和が訪れていた。 帝都で職務に勤しむ傍ら、今後について思いを巡らせるオシュトル(ハク)の元に現れたウルゥルとサラァナ。 彼女達に導かれた先は、聖廟の地下に広がる帝の庭園であった。 死した帝に代わり、オシュトル(ハク)をここに招いた者の目的とは……。
各地に残る旧時代の遺産を自在に動かす秘宝・マスターキー。 オシュトル(ハク)は帝の願いを受け、それが眠ると言うトゥスクルを訪れていた。 実家へ戻ると言うクオンと別れ、彼は一人、トゥスクル皇オボロとの謁見へ臨む。 しかし、漂う緊張感をよそに謁見は挨拶のみで終わり、歓迎の宴が催されることに。 宴が大いに盛り上がる中、突如トゥスクル皇女はオシュトル(ハク)に迫る。 ――我に仕えよ、と。
大神ウィツァルネミテアを祀る神域、オンカミヤムカイ。 その管理を任される賢大僧正ウルトリィに導かれ、オシュトル(ハク)達はマスターキーへと近づいていく。 地下に広がる古の遺跡を抜けた先、一行を出迎えたのは荘厳な社だった。 異彩を放つそれを訝しむオシュトル(ハク)だが、その時、仮面が小さく共鳴を起こす。 社の中で一行を待つ、ただならぬ気配を纏う存在とは……。
突如現れたウォシスはマスターキーを手にし、自らこそが帝の正統な後継者だと告げた。 その強引なやり方を受け入れられず、オシュトル(ハク)は救援に訪れたミカヅチ達と共に戦いに臨む。 しかし、ウォシスが呼び出した異形の化け物に苦戦を強いられ、奮闘虚しくマスターキーは持ち去られてしまう。 急ぎ後を追おうとするオシュトル(ハク)を引き止めるエルルゥ。 彼女が差し出した社の主からの餞別、それは原初の仮面であった。
帝の悲願を成す為、マスターキーを用いて古の遺産を起動したウォシス。 タタリの殲滅を声高に命じるが何も起こらず、システムは無情なエラーを告げるのみであった。 封印より解き放たれたタタリは聖廟地下から溢れ出し、瞬く間に帝都を蹂躙していく。 その被害を食い止めるべく、必死に解決方法を模索するオシュトル(ハク)。 しかし、残された唯一の手段は彼らにとってあまりに残酷なものであった。
聖廟を脱出し、クジュウリ近郊の遺跡へ転送されたオシュトル(ハク)達。 帝都のタタリを殲滅させたことで気象衛星アマテラスが機能を停止し、ヤマトの気候は大きく変化しつつあった。 降りしきる雪は以前よりも厳しく、いずれ人々の生活にも大きな影響を与えるだろう――手遅れとなる前に、オシュトル(ハク)はアマテラスを再起動するべく動き出す。 一行は手がかりを知るウルゥル・サラァナに導かれ、クジュウリ城の地下遺跡へと向かうのだった。
正体不明の化け物・ノロイの出現を聞き、急ぎ駆けつけたオシュトル(ハク)達。 そこで待ち構えていたのは、死んだはずの冠童達であった。 何度倒しても蘇るノロイとウォシスから授かった力を振るう冠童に苦戦を強いられ、一行は次第に追い詰められていく。 この窮地を脱すべく、オシュトル(ハク)は仲間の静止を振り切り仮面の力を解放。 しかし、その力の代償を払う時はすぐそばまで迫っていた。
タタリ殲滅の影響が色濃く残る帝都に鎮座する巨大な繭。 それは、ライコウが残した仮面の力を解放したウォシスであった。 人々がノロイへと姿を変える中、その元凶である繭を破壊すべく立ち向かうオシュトル(ハク)達。 しかしウォシスの力は凄まじく、近づくことすら敵わずにいた。 後は頼んだ――仲間達に意志を託し、オシュトル(ハク)は残り僅かな命の全てを代価に根源への扉を開く。
全身全霊を賭したオシュトル(ハク)の一撃がついにウォシスを打ち砕く。 しかし、その代償はハクの死と言う余りにも大きすぎるものであった。 かけがえのないものを二度も失い、強い自責の念に苛まれるクオン。 彼女は失意の中を内なる声に付け入られ、大神ウィツァルネミテアへと変貌してしまう。 自らの意に反して暴走するその強大な力を前に、クオンに出来るのはただ祈り続けることだけ。 それは歪な形となって顕現し、大切な仲間達へ牙を剥く。
長きに渡る戦乱は終わりを告げ、世は安寧を喜ぶ民の声で溢れていた。 ヤマトとトゥスクル――両國は同じ過ちを繰り返さぬよう、決意を新たにそれぞれの道を歩み出す。 未来を見据える二人の皇女が胸に浮かべるのは、ずっと側にいたかけがえのない人の笑顔。 これは、己の運命を悟り、大切な仲間の為に身を賭して戦い続けたある男の物語。 古よりうたわれしもの、その名は――
アニメ『うたわれるもの 二人の白皇』の見どころ
ヤマトの動乱が起きる
帝の崩御から始まったヤマトの動乱ですが、皇女のアンジュの毒殺未遂の嫌疑から追われる身となるオシュトル。彼は戦いの末、仮面の力を使い果たして肉体と魂は世界の一部と化します。その別れ際に友であるハクにアンジェとネコネの未来を託します。
オシュトルから仮面砥石を託されるハクですが、ハクとしての人生を捨てて、正体を偽って、仮面とともにオシュトルとして生きる事を選びます。エンナカムイに逃れて回復の兆しを見せるアンジェは父である帝が残した皇女の地位を取り戻したいと立ち上がるのです。
一方でヤマトは混乱に乗じ、八柱将であるライコウが偽の皇女を擁立して国を掌握しようとしています。やがてヤマト軍の侵攻は本物の皇女を排除すべくエンナカムイへも及ぶのです。
村の危機
村には危機が訪れます。それは山脈を超え避難してきた避難民がヤマユラにきたことです。食料がもたないから受け入れ無理と主張する村人に対して、トスクルはハクオロにすべての判断を任せるといいます。
ハクオロは避難民を受け入れて村に特産品を生み出して、それを売った交易金で食料を買えばいいと提案し、記憶がないのになぜか覚えていた製鉄技術で交易品の鉄を生み出して、なぜか覚えてた化学肥料の製法で畑を豊かにし危機を乗り越えます。
ハクオロの活動によってヤマユラの村は豊かな発展を遂げるのですが、そんなヤマユラを悲劇が襲うのでした。発展したヤマユラにヤマユラを含め村を統治するケナシコウルベが重税を課してきたのです。
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作品データ
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制作国
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