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春野翔太朗（佐藤勝利）は恋人の三森アリサ（福本莉子）の両親に挨拶をするため、彼女と共に車で実家へ向かっていた。
だがその最中に事故を起こしてしまう。

とある病院で目を覚ました翔太郎はアリサがいないことに気づくが、担当医らは何故か言葉を濁して二人を会わせようとしない。
やがて翔太郎は、この病院が異様な雰囲気を纏っていることに気づく。
さらにアリサの病棟に忍び込んだ翔太郎に、とある出来事が降りかかる。

翔太朗のベッドの下から、滝中良一（橋本淳）の遺体が発見される。だが、下半身がなく、手には事故の際、失くしたはずの翔太朗のスマホが握られていた。
刑事の工藤文世（池田鉄洋）は一緒に病室を抜け出した翔太朗を疑うが、滝中の誘いだったと主張。
自分も何者かに殴られ気を失ったと訴える。

工藤は、今回の犯行と近頃起きている連続殺人事件との関連への疑いを深める。
その後、滝中の下半身があまりにも残酷な状態で見つかり、病院内に衝撃が走る。

下塚半太 (大水洋介) の遺体が首のない状態で発見される。
つまり6人部屋の患者が2日で2人も殺されたことに･･･。

春野翔太朗 (佐藤勝利) の周囲で再び殺人が起きたことを知り、 心配する三森アリサ (福本莉子) の顔には、今なお痛々しい包帯が。

石原祐二 (板尾創路) に傷が残る可能性を告げられ思わずうなだれるが、それでも気持ちの整理がついたら翔太朗に会いに行くと心に誓う。
その矢先、例の連続殺人事件も新たな動きを見せる。

包帯が巻かれた顔に傷がないことがわかり、アリサは言葉を失う。医師の石原祐二（板尾創路）は病院長の榎木田誠（鹿賀丈史）に指示されたと説明する。
しかし、なぜか真意は明かそうとしない。

一方、翔太朗ら大部屋メンバーは、院内購買の販売員女性の殺人事件で再び聴取を受ける。

最も疑われている松井時雄（木村了）は勝手に退院してしまったため、捜査員が自宅へ向かう。

約束をした午前0時、病室を抜け出した翔太朗は、アリサと再会を果たす。

2人で病院から脱出しようと誓ったが、電動ノコギリを持つ何者かに襲われる。その瞬間、館内放送で大音量のチャイコフスキーの楽曲が流れる。
ふと気がつくと、電動ノコギリ男の姿はなかった。

病室には翔太朗の身代わりにテレビ東京のプロデューサー・山之内優馬（小堀裕之）がベッドにいた。しかし、翔太朗が戻るとある異変が起こっていた。

また、記者会見を開いた病院長の榎木田誠（鹿賀丈史）は奇妙なトラブルに襲われる。

“三上のおばあちゃん”こと三上多恵（藤夏子）は「私は事情を知りすぎている」と怯えながらアリサに病院から逃げることを促す。
しかし、病院長の榎木田誠（鹿賀丈史）が現れるなり狂気じみたふるまいを始め、アリサは老婆が認知症を演じているのだと理解する。

ある朝、看護師の野田千鶴子（上地春奈）から「顔に包帯を巻いているならいい」と謎の許しを得たアリサが、翔太朗に会いに行く。
その様子を野田だけでなく、行き交う人々全員に監視されていた。
そんな中、2人の前に再び三上が現れ、鬼の形相で何かを告げようとする。

その瞬間、信じがたい出来事が起きる。

刑事の工藤文世（池田鉄洋）は三上の事件に対して榎木田らの関与を疑うものの、榎木田は「彼女の被害妄想だ」と否認。
アリサの「認知症のフリをしていた」という証言も「それはない」と断言する。
その理由として、榎木田は驚きの事実を告白する。

連続殺人、電動ノコギリ男の侵入など病院で不可解な出来事が続き、患者たちはどんどん減っていく。
捜査本部では事故に事件性なしと見立てるが、アリサの証言や病院の経営悪化という状況から、工藤は殺人の可能性を捨てていない。
そこで工藤の部下・加藤桜（堀口紗奈）は看護婦に扮し、深夜に潜入捜査を試みることになる。三上は何を知りすぎてしまったのか。

夜中に潜入捜査をしていた刑事の加藤桜（堀口紗奈）が棺桶に閉じ込められた上、焼き殺されてしまう。

しかも犯人らしき人物から通報があり、受話器からは殺害時の音声が聞こえていた。助けを求める加藤の声と共にチャイコフスキーのあの曲が流れていた。

相棒を失った工藤文世（池田鉄洋）は、殺意を覚えるほどの怒りに打ち震える。翔太朗ら6人病室の患者たちも事件を知り、その状況から犯人が病院の中にいることを確信する。

看護師の野田千鶴子（上地春奈）が病院の3階から落下し、鉄柵に刺さった状態で発見される。
イヤホンからはチャイコフスキーの曲が流れ、歯は無残にもペンチで抜かれ持ち去られていた。
明らかにチャイコフスキー犯による犯行だ。

“呪われた病院”からアリサを守りたい翔太朗は、互いに情報を共有し一緒に犯人を追い詰めたいと相棒を亡くした刑事・工藤文世（池田鉄洋）に直訴する。

工藤は難色を示すが、翔太朗の熱に押されしぶしぶ承諾する。

刑事の工藤文世（池田鉄洋）も病院の裏手で何者かに刺される。
まだ病院内に犯人がいる可能性もあり、警察が敷地内を調べていると、ある部屋で畳まれた洋服と靴、「全て私がやりました」と書かれた1枚の紙と思わぬものを発見する。

これまでの出来事を振り返った翔太朗は、すべて6人部屋の病室から始まっていると考察する。

真空パックに閉じ込められた遠山健二（岩本淳）の遺体が見つかる。

防犯カメラのデータが入った鞄は持ち去られていた。
しかも、着信履歴から遠山が最後に電話で話した人物が山根ミク（ベッキー）だとわかる。

一方、刑事の工藤文世（池田鉄洋）は翔太朗らの部屋に移ることになった。
工藤が加わり病室が盛り上がる中、アリサは、翔太朗が院長の榎木田誠（鹿賀丈史）と密談していたという話を聞き、戸惑いを隠せずにいた。

アリサの目の前で、後藤田健斗（森田甘路）の体が電動ノコギリによって真っ二つになった。状況を聞いた翔太朗は、電ノコを使った殺害方法が自分のデビュー作で、2年前に実際に起きた事件をモチーフにしたドラマの殺人事件と酷似していることに気づく。
そこで、テレビをほぼ見ないのにデビュー作を知っていた院長の榎木田誠（鹿賀丈史）に疑いの目を向ける。

さらに、翔太朗が入院する313号室の患者たちの共通項が判明する。

チャイコフスキー犯は医者の石原祐二（板尾創路）だった。殺害の動機は何か。

そして、病院長・榎木田誠（鹿賀丈史）から出た「復讐」の意味とは何か。最後の患者となった翔太朗が危ないと、アリサは病室に向かうが、その途中で停電が発生。
院内を最後にして最大のパニックが襲う。

翔太朗に忍び寄る犯人の影。最後に生き残るのは誰なのか。“呪われた病院”の真相がついに明らかになる。